2005年02月12日

損切り

【損切り】そんぎり。相場で損を覚悟で見切り売りすること。

 今日は、損切りの話。
 ビジネスをやっていると、いろいろな人に出会う。
 中には変なのもいるが、それはそれでかわええじゃないか。

 CRWのようなITコンサルティングの場合、クライアントに深くコミットして仕事をすることも少なくない。
 また、決裁権を持っている、社長、役員との仕事が大半を占める。
 社長の人柄のようなものが、仕事に大きく左右する。

 ちなみに、創業社長というのは、えてして変わり者が多い。私にも言えることだが、独善的であったり、我侭であったり、矛盾したことを平気で言う、など。もちろん、人格者も多い。
 ただ、ネガティブな面ばかりでなく、強烈なプラス要素を持っている場合が多い。人たらしであったり、メッセージであったり、数字が強いなど本質であったり、周到だったり、発想の柔軟性、いろいろだ。
 これは、仕事抜きにして、面白い。
 私が経営者向けのコンサルティングという仕事をしている理由の大きな部分を占めている。凄い社長と出会うと、ワクワクするのだ。

 ITに身を置いて、10年になるが、商談をした社長はおそらく数百人。設立1年未満のCRWでも、数十人は会っていると思う。
 面白い個性というのとは別に、ビジネスであるから、ビジネスとしてプラス、マイナスも考えなければならない。
 一番重要なのは、信用できる人、出来ない人という判断である。
 最近は、ある程度、顔をみると判断できるようになった。
 直感のようだが、おそらく、無意識に蓄積された膨大な人物データを帰納法的に解析した結果の判断なんだろうと思う。美醜という根源的な価値観もあるのかもしれない。いわゆるイケメン、美人が良いというのではなく「変なことをしている人は醜い」という話だ。目が濁っていたり、挙動が変だったり。たとえば、ぶーちゃんでも、ビジョンや価値観の美しい人は、やっぱり美しい。わかるよね? この感覚。

 とはいえ、私の見た目判断の的中率は100%ではないから、先入観で人を判断してはまずい。
 出会いは一期一会だ。
 印象論だけで排除してしまったら、話にならん。
 都内だけで1000万人もの人がいる。出会った縁というものは、チャンスであるから、大切にしたい。

 亡くなってしまったが、私が敬愛する俳人、永田耕衣は「出会いは絶景」という言葉を残した。耕衣らしい、枯れた絢爛さを内包した把握だ。実にいい。

 いま、困ったことが起きている。
 ある会社の役員に、仕事の発注を前提に話を持ちかけられていた。
 この役員に、私は何度か約束を破られている。今回が最後と思って、商談に臨んだ。
 ただ、口約束では怖かったので「発注書をください」と依頼した。「来週中には発注書をファクスします」とのことだったので、待っていた。しかし、金曜になっても来ない。仕方ないからメールで催促したところ「連絡しようと思っていました。すみません。来週にはファクスします」とのことだった。やはり連絡はない。再び連絡すると「稟議を妨害されている」とのこと。
 不誠実だと思うのは、いままで幾度も約束を破っておいて、催促しないと連絡をしてこない、という姿勢だ。
 正直、少なくない金額なので売り上げは欲しい。仕事も、やりがいがあるECサイトで、自分のマーティングメソッドを活用するステージとして魅力的である。
 しかし、私はこの人とは、もう仕事をしないことにした。あるいは、状況が好転するかもしれない。しかし、約束を破る、というこの人の核になる性質は変わらないと思う。
 仕事が来ることを前提で、別の仕事のスケジューリングなどをしているわけだ。それを、この調子で穴をあけられると、どれだけ非効率なマイスナがうちに発生するか、彼はわかっているのに、目を向けようとはしない。
 株で損切りという言葉がある。投資額よりも安くなってしまっているが、将来も株価上昇の要素がないと判断したら、損しても切ってしまうことを指す。
 今回、損切りの決断をしたわけだ。
 
 いま、彼の破った約束を思い返してみた。
 細かいことを含めると、10近くあった。
 我ながら、損切りが遅すぎたと思う。
 自分なりの線引きをしないとまずいと強く思う。

 ゲーム理論の実験でこんなものがあった。
 本当はもっと複雑な条件設定であるが、わかりやすく書く。

 11人の人間で競う。
 毎回、1vs1のゲームだ。つまり、全員と対戦するために10回を要する。これを3回繰り返す。
 つまり、自分以外の10人と3回ずつのゲームをして、合計30回。

 ゲームを開始するときに、自分と相手には10円が与えられる。
 ゲームはこの10円を、自分で持ったままか、相手にあげるかを選択する。両者ともに相手に10円をあげた場合は、ボーナスとして2人それぞれに5円がつく。つまり10円あげて0円になり、もらって10円に戻り、ボーナスで15円になる。
 整理するとこうだ。

自分はあげないで、相手もくれない = 10円
自分はあげないで、相手がくれた = 20円
自分はあげて、相手はくれない =0円
自分はあがて、相手もくれた =15円

 理論的な最高点は毎回、自分はあげないで、相手がくれる。
 一見、自分があげずに、いかに相手に奉仕させるか、が重要な感じだが、実験結果は違う。
 優勝者と、上位の人間はほとんど、以下のルールを実施していた。

1回目は、全員に対してあげる。
2回目は、自分にくれた人にはあげて、くれなかった人にはあげない。
3回目も同じ。

 つまり、まずは全員を信頼して、自分の財を与える。
 そして、相手が同じ行動をとってくれない場合は、次回から差し出さない。
 実にシンプルであるw

「7つの習慣」のwinwinの論理とも共通する。

※ちなみに、ゲーム理論で有名な「囚人のジレンマ」では、条件が若干違う。両方相手に奉仕すると、それが一番、高いスコアになる。

 これを、ビジネスの世界で考えると、裏切りや約束不履行の限度は2回かな。2回続いたら、もう損切りした方がいいかもしれない。
 まぁ、下記のような言葉もあるがw

【難平】なんぴん。取引で、思惑に相違した相場の変動によって損が生じた場合、買い増しまたは売り増しして損失を平均化し、回復しようとすること。

posted by 手嶋 at 00:50| Comment(9) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月10日

spam

 いまさらながらですが、spamメールどうにかなりませんかね?
 とりあえず考え付くのは、こんな感じ。

1)メールアドレスを複数持つ
 持ってますが、ちょっとしたきっかけで外部に出てしまい、あとは延々とspam。

2)メールの振り分け設定を使う
 まぁ、やってますが、いたちごっこです。

3)メールを使わない
 ・・・

 で、考えたのですが、呪文方式。
 今年は2005年ですが、メールアドレスを2005teshima@crweb.jpにする。
 で、来年は、2006teshima@crweb。

 ビルゲイツのところには毎日何万、何十万というspamが来るらしいのですが、99.9%はなんとかシステムで除去できているようです。
 まぁ、そんな大掛かりなもんはいりませんが、みなさん、なんか工夫されていたら、コメントかむかむ。
posted by 手嶋 at 18:31| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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