2010年04月13日

値段の話。高いの? 安いの?

牛丼チェーン店の安売り合戦がとまらない。

私は牛丼は吉野家しか食べないので、いくら安くても他のお店で牛丼を食べるつもりもない。
月に一度は、吉野家に行く。
とはいえ、吉野家の牛丼よりも、松屋の焼き豚定食の方が好きだ。だから、松屋へは吉野家より多い頻度で行く。

という、私みたいな人って多いのか思っていたら、実はそうでもないらしいことに気がついた。

ちなみに、ラーメン屋には週に2回は行く。

安売りの話で思い出した話がある。

料金の高い、安いについて。


ある女性がレストランで有名な画家をみつけた。

女性は画家に言った。

「お金を払うので、何か描いていただけますか?」

画家は了承して、ナプキンに線を1本描いた。そして「100万円です」と女性に伝えた。

女性は「3秒もかかっていないのに、ですか? いくら、あなたが有名画家でも、それは高いのでは?」と言うと画家は「いいえ、3秒ではありません。私の画家としての人生50年プラス3秒です」と答えた。


ある宿屋の話。

ボイラーが壊れた。宿屋の主人は自分で直そうと3日くらい奮闘したが、まったく手に負えない。仕方ないので、お金はかかるが、専門家を呼ぶことにした。
専門家は到着してボイラーをみるなり、一発「ゴツン」と叩き、一瞬で直してしまう。
主人は請求書をみて「3秒の作業だったじゃないか? もうちょっと安くならないか?」と交渉したところ、専門家はこう答えた。

「どこを叩けば一発で直るか? それを習得するまでに、私は10年以上の月日をかけました。つまり、この請求書は、10年の経験代金と、3秒の作業代金です」


私はクライアントには、なるべく高い料金にしてください、と伝えることが多い。
それは、高くすれば付加価値をつけようと努力するし、また、クライアント自身が気づいていない、当たり前だと思っているノウハウに価値を見出したりするからだ。

ただ、今のようなデフレの時代だと、それは少し控えた方がいいかな? とも感じている。

時代の空気にあわせてビジネスを組み立てないと、ならないから。

食べ物ひとつでも、美味しさが重要な時代と、安全が大切なタイミング、安さが強みになる時流というのがあるだろう。

いつでも、全て大事だとは思うが、1つだけ打ち出すとしたら? という質問はいつも自分に投げかけておきたい。
posted by 手嶋 at 07:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月11日

たとえば、こんな社長の気持ち、社員の気持ち

仕事のフローがある。

たとえば、顧客名簿の管理。

いままで、人が名刺を並べていた。

これを、システム化すると、効率があがる。

ように見えるが、このフローが、たとえば名前順に並べる、というロジックで成り立っていたら、どうだろう?

顧客名簿の使い方を、
この会社は「リピーターへの販売促進」と位置づけていたら、あいうえお順に意味はない。

いや、年賀状は全ての顧客に出す、という決まりがあるなら完全に無意味ということもないだろうが、大事なことは、名簿の管理ではなくて、名簿を使って売上を作る、ということだ。

つまり、フローが馬鹿だったら、それをシステム化、自動化しても、余計に馬鹿になってしまう。
高速の馬鹿が出来上がる危険性がある。

フローの本当の意味を考えてから、
効率化しないとならないのだけど、
システム開発では、どこか途中でズレてしまうことが多い。

エンジニアはプログラミング的な正しさを追及しても
その向こう側にある業務の意味までは、それほど汲み取ってくれない

優秀なSEはこれができる

意味が大切という話なんだけど、こんな話がある。

たとえば、社長がいつも社員に言っているのは「整理整頓をしろ」だったとしよう。

この社員にこう質問しよう。

「業務で何が大切?」と。

こう答えるだろう。

「はい、整理整頓です。社長がいつも言っています」と。

一見、ちゃんと伝わっているようだけど、この社長が

整理とは必要のないものを捨てること

整頓とは必要なものがすぐに使えるように、しかるべき場所に配置されること

と明確に考えているとして、どれだけスタッフに伝っているだろうか?

社長にとっては当然すぎて、わざわざ言うほどのことでもないと思っているかもしれない。
そして社員は漠然と「片付けておけばいいのか?」と考えてしまう。

さらに言えば、なぜ、この社長がそう言うか?

必要のないものを捨てる意味が、
無駄なものを買わない、
という経費削減の観点から発生しているかもしれない。

整頓こそが労働時間を減らし、
事故や不良品の発生を軽減させる方法である、
という苦い経験から獲得したノウハウだとしたら?

ここまで書いて、
自分もちゃんと出来ていないな、と反省している。

やっていることといえば

なるべくルールを作らない
システム化はしない

である。

出来たばかりの新しい国には、法律がない。
あるのだけど、国民には正しく伝わっていない。

国が栄えたとき、最初に国民が要求するものは、法律の明文化だ。

その時は、しっかり意味を補強しなければならないが、そんなこと、自分に出来るのだろうか? とも思っている。

posted by 手嶋 at 03:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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